MaestroはMastercardのデビットブランドですが、2023年7月からヨーロッパ内での新規発行が停止され、Debit Mastercardへの移行が進んでいます。ポルトガルにおいてMaestroは新規導入の中心となる手段ではなく、既存カード保有者を取りこぼさないための補完手段として検討するのが適切であり、その前提のもとで内容を整理しました。
まず確認すべき事実があります。Mastercardは2023年7月からヨーロッパでMaestroカードの新規発行を停止し、有効期限が切れるカードは順次Debit Mastercardへ切り替えられています。ポルトガルはSIBS基盤のデビット決済体系がカード利用の軸を成す市場であるため、Maestro単独のオンライン決済における比重はもともと大きくなく、移行が進むほどその比重はさらに縮小します。
したがって、Maestroは、Visa・Mastercardの一般カード受け入れとMultibanco・MB WAYのような現地手段を基本として構成した上で、まだ有効な旧式のMaestroカードを使う顧客(カード切り替えが遅れている年配層など)の決済失敗を防ぐ安全網としてのみ加える構成が合理的です。Maestroを単独の戦略的手段として導入する理由は、現時点ではありません。
既存のMaestroカード所持者がオンライン決済の際にカード情報を入力すると、Mastercardネットワークを通じて承認され、EEA内の取引にはPSD2の強力な顧客認証(SCA)要件に従って3DS2ベースの追加認証が適用されます。新規発行が停止されたブランドであるため、決済画面ではMaestroを個別に表示するよりも、一般的なカード決済フローの中で受け入れられるように構成するのが一般的です。
ヘクトファイナンシャルのカード決済連携の範囲内で、既存のMaestroカードの受け入れ可否を検討できます。ただし縮小中のブランドである特性上、実際の対応範囲・手数料・精算条件は一般カードの受け入れ条件とあわせてご相談での確認が必要です。
※ 本セクションは一般的な対応手続きを説明するものであり、特定の加盟店における実際の連携可否を保証するものではありません。正確な対応範囲と手数料は、ご相談を通じてご確認ください。
韓国の事業者を基準とした契約可否の確認
自社モール・オープンマーケット・モバイルアプリなど、オンライン販売チャネルの構成によって連携方式と優先順位が変わります
Maestro運営会社の加盟店ポリシー上、制限業種に該当しないか事前確認が必要です
PSD2、SEPAなどEUの決済規定に準拠しているか確認が必要です(下記の公式出典を参照)
Maestroで承認されたカード買取代金はユーロ(EUR)基準でヘクトファイナンシャルが受け取り、加盟店への精算は両替を経てUSD・KRW・JPYのうち契約時に選択した通貨のみで行われます。返金は元のカードへの取消方式が基本ですが、過渡期のブランドであるため、カード切り替え後の返金の帰属処理手続きを契約前に確認しておくことが安全です。